★近年のエアロパーツ★

エアロパーツの意味は、空力部品です。
一般的には整流効果を得るためにボディに手を加えるものです。
しかし一部のものを除いて、アフターパーツのエアロパーツは空力抵抗を考えられて作られたものではなく、
ほとんどがボディデザインのみを変えるドレスアップ部品として作られたものと考えて間違いありません。




★エアロパーツの素材★

日本製のエアロパーツは海外製と違い、主にFRP(グラスファイバー樹脂)製となっています。



★FRP製★

FRP製の特性は軽いことと、プラスチックに比べ強度があることです。
表面はゲルコート樹脂となっており、グラスファイバー(ガラス繊維)を重ねて張り込んだもので、
割れた場合でも補修が可能です。
また、通常ゲルコート樹脂は、白・グレー・ブラックが主に使われていますが、真空成形や注型成形では
ないために、表面が粗くツヤもありませんので、そのまま(未塗装)の装着使用はできません。
製品の製作には、表側(表面側)のみの型を使用して製作され、裏側は型で作られません。
そのため純正部品のような注型製品と同じように複雑な形状にはできないため、
取り付ける構造は簡略化されたものとなります。

生産する際に使う製造型もFRP製の凹型を使用します。
このためFRP製品は、型を使っての工業製品ですが、作業自体は1点1点手作業による生産となり、
生産量を多く取れません。また、型の変形頻度も金型などに比べれば当然多く、
型自体の寿命も長くはありません。

現在、FRP製品で注文を受けてから製作する受注生産品が多いのは、このような理由からと、
1点から作れるために、商品を在庫としておく必要がないためです。




★取付時の加工★

ボディ修理を行っていれば当然新車時の寸法を保っていませんが、たとえ同じ新車でもそれぞれ寸法は
違います。これは、自動車の生産ラインで公差(設計・加工関係されている方はお分かりかもしれませんが
簡単に言うと大きさがずれても問題のない寸法)が設定されておりまして、バンパーならバンパー取付に
+何mm〜-何mmという許容寸法があります。当然+の最大値と−の最大値は同じ状態ではありません。

10年前のあるメーカー指定バンパー取付公差は+-10mmでした。
その差は20mmに対し、同じ大きさの製品をピタリと合わせて製作するには不可能です。

そのため取付に加工が必要になってくるのです。(現在の公差値は分かりませんが、10年前と現在では
当然公差値も変わっていると思います。)

エアロが(現車と)合わないとよく言われるのを耳にするのですが、純正部品(オプションエアロ)と同じように
考えられていますと当然そのように思われるでしょう。
純正部品は自動車メーカーより車両図面が支給され、それを元に試作・開発、そして数タイプの現車を用意して
品質確認(少なくとも数回)を行い完成された、大きな時間と費用をかけた製品なのです。
だからこそ純正部品という名前がついているのです。
当然各アフターメーカーさまは、純正部品同等の商品をご提供できるよう努力されていますが、アフターパーツは
決して純正パーツではないので、その点をご理解した上でお取り扱い下さい。もちろん、取付時に加工が少なければ
良い製品を提供しているメーカーということになります。

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